2019年6月28日金曜日

鶴山台北小学校 ~ういてまつ


 鶴北小では各学年で着衣泳の指導を行います。今日は3・4年生が着衣泳をしました。着衣泳とは、日常的に陸上で身につけている衣服を着たまま水の中で泳ぐことです。衣服を着用してプールに入り、いかに泳ぎにくいかを体験し、その後、ぺっとボトルなどを使って自分の命を守る方法を学びました。水に落ちてしまった時大事なことは、落ち着いて仰向けに浮くことです。通常の衣服を身につけている状態で泳ごうとしても、服が体に密着しておらず、水の抵抗が大きくなって身体の動きも制限されるため、たとえ泳ぐことが得意な人間でもしばらくするうちに体力を使い果たし力尽きて溺れてしまうこともあるそうです。水着の場合の適切な身体の動作と、陸上用の衣類を身につけている場合の適切な動作とは大きく異なっており、それらは別の技能とされています。

 社団法人水難学会によると、川や海、池などに落ちてしまったときに自分の身を守る方法として、「長時間浮いて待つことができれば必ず救助される」という考え方のもと、泳ぐというより、「浮いて救助を待つ」ことを普及しています。仰向けに浮いて呼吸を確保し、体力を使わず浮いて救助を待つための方法です。万一の時に備えて、しっかり覚えて身につけておいてほしいと思います。