今朝の朝礼で、優先座席のことで話をしました。
6年生と一緒に行った戦跡めぐりの帰りの電車の中での出来事です。
午後から暑い日差しの中、2時間も戦跡めぐりで大阪城をまわりました。語りべさんのお話しをしっかり聞いてメモをとっていました。疲れがピークに達していた子が多かったです。その帰りの電車では、座席が空いていれば座ってもいいことにしました。その時、優先座席に座った子が二人いたので、声をかけました。「この座席のこのマークは何の意味かわかってる?」、わかってるようだったので、私はとりあえず座っていることを容認しました。
私は、普段優先座席が空いていても座らないようにしています。なぜなら、その席を必要としている人は見かけだけではわからないからです。座席をゆずる声かけも相手によっては「失礼な!」と思われる方もいるからです。私がふとまわりを見てみるとベビーカーに乗った赤ちゃん連れのお母さんがいるのに気づきました。私はすぐさまその方に声をかけました。そうすると「けっこうです。ここで大丈夫です。ありがとうございます。」とおっしゃったので、そのまま様子をみることにしました。次の駅に着いた時に、新たにお客さんが乗って来られました。そうすると優先座席に座っていた子ではない子が新しいお客さんに座席をゆずっていました。次の駅でも同じようなことがおきました。すると天王寺駅まであと2つの駅というところで、ある一人の子が「先生、あのベビーカー連れの人にもう一度この席に座るように言ってきていいですか?」と私に聞いてきました。私は先ほど声かけしたのでどうかなぁと思いましたが、その子は声をかけに行きました。そうするとその方も子どものやさしい声かけに心よく応じてくれて幸いにもその子がゆずった席に座ってくれました。
次の阪和線では、天王寺駅が始発駅のため空席が多くほとんどの子が座ることができました。そこでも、優先座席に座る子がいましたが、次の駅で乗ってきたお客さんに席をゆずっていました。
北信太駅に到着して時には、誰も座っている子がいませんでした。全員、自主的に席をゆずってくれていました。なんて気持ちのやさしい子たちでしょう!平和学習へ出かけて、別のいい学習をして帰ることができた子たちでした。